Masaさん
今って、ニンジャ400でフードデリバリーしてるんですよね?
スポーツバイクだと、前傾きつそうですけど、ご飯バラバラになったりこぼれたりしないんですか?

Mihoさん
今、フードデリバリーはニンジャ400でやっていることがほとんどですね。
Uberは登録がニンジャ400とアトレーで、トリシティが登録できないので、
ニンジャ400でやっていることがほとんどです。
スポーツバイクというよりはツアラーに近いので、そこまで前傾はキツくないですが、バッグを担ぐのは嫌なので、デリバリーボックスをつけて配達をしています。

今回は、ニンジャにデリバリーボックスをつけるにあたって、
困ったところ、工夫したところなどを紹介していきますね。

ボックスの取り付けはバイク便の方のデリバリーボックスの取り付け方法を参考にしました。
マニュアルバイクの方で、大きめのボックスを固定したいと考えている人にもお勧めできる方法です。

取り付けたキャリアとボックスはこれ!!

エンデュランス(ENDURANCE) リアキャリア タンデムグリップ付き

キャリアの選定にあたって気をつけたことは以下のとおりです。

①キャリアの面とタンデムシートの面ができるだけあっているキャリアであること

これは、デリバリーボックスをキャリアと、タンデムシートで支える方法を取ろうと思いました。どちらかに大きな段差があると、その隙間を埋める必要があったり、荷重が分散されにくくなることを懸念しての判断です。

②キャリアの取り付け面にボルト・フックなどで、紐(ベルト)を引っ掛けることができるようにできること

有事の際に、車検証や自賠責などの書類を出さなければいけないので、リアシートとしいては、ボックスが容易に(工具を使うことなく)脱着できる必要がありました。一般的な方法として、ラッシングベルトでボックスを固定する方法を採用(バイク便などでもこの方法が多いです。)そのため、紐(ベルト)が引っ掛けられる必要がありました。

この状況で、候補に上がったのが、エンデュランスのキャリアでした。

ジェイエムエス(JMS) NEWラゲージLボックス B-26

ボックスの選定にあたって気をつけたことは以下のとおりです。

①大きすぎず、小さすぎないこと、できるだけ直方体に近く、軽量であること

小さすぎるボックスは実際の配達で商品が収まり切らずに積めなくなる可能性があります。大きすぎるボックスは、商品が少ない時に緩衝材が多く必要で、緩衝材が足りない場合に破損につながる可能性があります。
そういった意味では、Uberのバッグのサイズに近いものが好ましいです。直方体に近いほど、曲線部分が少ないので、ボックスの体積に対して効率よく商品を詰めることができます。
リアシートの一部でも支えているので、重量耐性は高いですが、高い位置に重量物があるとバランスを取るのが難しくなるので、軽量であることも候補に入れました。

②簡単に加工ができるor紐やベルトをかけることができること

キャリアの選定の段階で、取り付けはベルトで行うことを前提にしたので、ボルトなどが容易につけられる、または、ベルトがかけられるフックなどがついている

この条件を満たすのが、JMSのB-26のボックスでした。

ボックスの中には保温バッグをセット

車両はトリシティです。

もちろんですが、JMSのボックスだけだと保温性能はありません。
商品を適切に保温するために、ボックスの中には、保温バッグを入れています。

こちらのバッグがシンデレラフィットでした。
これにプラスして、サバイバルシートで隙間を埋めて運用します。

マジックテープの仕切りが2つついているので、うまく仕切ることで崩れにくくなります。

取り付け方法

アイナット
ラッシングベルト

最初にキャリアの取り付けです。
通常通り取り付けるのですが、そのままではベルトをかける場所はありません。そこで一工夫します。

キャリアの接合部にボルトナットが使用されていますが、ここに、アイナット・アイボルトを使用します。雨風にさらされる場所なので、できればステンレス製のものを選択します。クロームを使用すると錆びて見栄えが悪くなったり、外せなくなる可能性があります。

ボックスは底面にアイボルト・アイナットを取り付けます。
ボックスはFRPというガラス繊維でできているので、ドリルで簡単に穴が開けられます。

キャリアについている荷物フックと、新設したアイナット・アイボルトにラッシングベルトを引っ掛けて固定します。

ラッシングベルトはフックがついたものでも構いませんが、それなりの強度を持ったものでないと曲がったり折れたりする可能性があるので注意しましょう。ラチェットで締めあげるほどの強度は必要ないので、引っ張って止めるタイプのもので十分です。引っ張る際の持ち代も考えて少し長めのベルトにするといいと思います。

ベルトをかけるときは、ハの字になるようにかけるとしっかりと固定することができます。

一工夫!!

キャリア側のアイナット
ボックス側のアイボルト

キャリア側のボルトナットをアイナットに交換して、ベルトがかけられるように
ボックス側の底面の四隅にアイボルトを取り付けて、ベルトがかけかけられるようにしています。

ボックスを乗せる前はこんな感じです。

ベルトはこのようにかかっています。
アイボルト・アイナットの他にキャリアについているフックも使用しています。

緑と赤が対になっていて黄色と水色が対になっています。
コツを掴むまでは、前後左右のバランスを取るのが難しいかもしれません

これで完成!!

これで完成です。
簡易的ですが、ドッペルギャンガー ダイヤルロック結束バンドでボックスのアイボルトとキャリアを繋げてロックしています。

キャリアの後端とボックスの後端を合わせることで、全長を伸ばさないように配慮し、シート方向(前側)に余裕が生まれ乗降性を損なわないようにしています。