Masaさん、
このアトレー、ホイール変わってませんか??

Mihoさん、よく気がつきましたね。
つい先日、ヤフオクで手頃なのが見つかったので、変えたんです。

あれ??
アトレーみたいな軽貨物車や、軽トラックは
アルミホイールつけると車検に通らないって聞きましたけど、いいんですか?

よく知ってますね。
ただ、アルミホイールだからダメとか、スチールホイールだからいいってわけじゃなくて、
タイヤとホイールそれぞれに規格があって、それをクリアしていれば問題ないんですよ。
では、今回はその辺りの話していきますね。

軽貨物タイヤで気をつけるべきは

タイヤの規格表記にはいくつかの数字が並んでいます。
赤  165 タイヤの幅(mm)
青  55 扁平率(%)
黄色 14 リム径(インチ)
緑  95/93 ロードインデックス

LI(ロードインデックス)

ハイゼットカーゴやエブリィ・アトレーなどの軽貨物車は通常の乗用車で気をつけることに加えて
タイヤを選ぶときに気をつけることがあります。

それがロードインデックスです。
ロードインデックスとは、タイヤ1本で、どれだけの重量に耐えることができるかを示したものです。
乗用車と異なり、貨物車には多くの荷物が乗ることを想定しているので、丈夫なタイヤが付いています。
見た目でわからない部分なので、見逃しやすい場所な上に、きちんと知っている人でないと、知らないうちに違反になっている場合もあります。

軽貨物の純正タイヤは145/80/12 6PR

上記のタイヤのタイヤ規格表記を少し異なりますが、見方はほぼ同じです。
このタイヤでは 「6PR」というのがロードインデックスです。

6PRでは、1本450Kgまでの重量に耐えることができます。
耐荷重450Kgを上記の数値に変換すると80になります。

つまり、タイヤを交換するときは、ロードインデックスが80以上または6PR以上のタイヤを履く必要があります。

もちろん、外径が変わらない・ボディから出ないなどの規定もあります。

この辺りは、乗用車と同様で、外径を変更してはいけない・ボディからはみ出してはいけないという規定は乗用車と同様です。

上記を踏まえて、選択できるタイヤは?

純正12インチの場合 145/80/12
2インチアップ14インチの場合 165/55/14

上記のサイズのタイヤでロードインデックスが80以上または6PR以上のものが適合します。

具体的に、銘柄は?

インチアップの場合はPARADA PA03一択です。
13インチや15インチ以上で適合するサイズはありません。
(スタッドレスは未確認)

次にホイールのお話

ホイール選びで気をつけることは、国土交通省が定めた規格をクリアしていること
「JWL-T」の刻印があること、または「JWL」の刻印が入っていること
元々、軽貨物車のホイールの規格は「JWL-T」でしたが、2014年の改正で「JWL」のホイールでも車検がクリアできるようになりました。

ホイールの規格表記にはいくつかの数字が並んでいます。
赤  14 リム径 (インチ)
青  4.5J リム幅(インチ)
黄色 4-100 穴数・PCD
緑  +45 インセット(オフセット)

この中で変更できないものがあり、それが、穴数とPCDです。
車体と接する(足回りにつなぐ)部分のため、ここは変更できません。

リム径・リム幅はタイヤのサイズに依存します。
タイヤのリム径が14インチならホイールも14インチ、12インチなら12インチに揃える必要があります。
リム幅はタイヤ幅が165であれば4.5J〜5.5J 145であれば3.5J〜4.5Jです。

インセット(オフセット)はホイール幅の中心から接触面が何ミリずれているかを示した数値です。
数字が大きいほど設置面は外に向かっていきホイールが中に入っていきます。
この数字を選定して、ホイール(タイヤ)がボディから出ないように、ホイールハウスの内側にタイヤが当たらないようにします。フロントはハンドルを切ったときに当たらないかも考える必要があります。

それを踏まえて選んだホイールは?

LA600Sタントカスタムのホイールです。
サイズは14×4.5J 4-100 +45です。

この状態でツライチまで前後5-10mmくらいは余裕があります。