Masaさん
最近、アマフレのオファーが少なくなってるんですが、何か知ってますか?
アマフレのオファーがなくなると生きていけないです😢

Mihoさん
最近、Amazonが新しい配達方法の取り組みとしてAmazonHubデリバリーパートナーを募集しています。
これが原因の可能性はありますね。
Amazonで販売された商品の荷物の配達方法が分散しているので、アマフレの荷量が少なくなるのは理解できます。
今回は、AmazonHubデリバリーパートナー制度の概要とAmazonFlexを比較して今後の展開を予測してみます。

AmaoznHubデリバリーパートナーとは?

街のお店の方に、Amazonの荷物を近距離の範囲でお願いできませんか?というプログラムです。
応募には要件があり、「実際にお店があること」「荷物を保管できる場所があること」「荷卸の際のトラックの駐車場所が確保できること」「車両、台車など配達手段があること」「指示に沿って配達を遂行できること」などいくつかの要件があります。
まだ黎明期なので、これから最適化もしていくのだと思いますが、情報はあまり多くありません。

要件の中の、「指示に沿って配達を遂行できること」
これはハードルが非常に高いと思っています。
時間指定があれば、それに沿って配達しなければいけないですし、
不在戻りして再配達の依頼があれば再配達に行かなければいけません。
他は現在の事業とリソースの共有ができますが、「配達に行く」という労働力のリソースの共有は難しいのでは?と感じています。

AmaoznHubデリバリーパートナーの報酬制度は?

今出ている情報だと、個数単価制ということです。
サイズや重量などで報酬が変化するのかについては情報が見つかりませんでした。

しかし、持ち戻りがあれば報酬は払われないですし、配達が完了して報酬が発生します。
単価については不明ですが、まだ始まったばかりなので、通常より高い単価が払われているのではないかと予想しています。

AmazonFlexと比較して

AmazonFlexの報酬を単価計算すると概ね1個110円といった感じです。
(時速20個 時間約2000円 再配達10%)
それを下回る報酬でやってもらわないと、Amazonとしては払い出しが多くなります。

中継地での倉庫代・人件費は圧縮できる可能性はありますが、中継地からお店まで荷物を運ぶ輸送費が新たに発生しますので、未知数の部分になります。

Hubパートナーの採算性は?

仮にFlexと同等で1個あたりの報酬が110円だったと仮定します。
愛知県の最低賃金は986円(2023年度)なので、人を使う場合は、1時間に9件配達してもらうと人件費がペイできます。
原動機のついた車両(原付・二輪・軽貨物)などの維持費を考慮すると損益分岐点は時速13〜15件くらいという予想になります。
自転車であれば損益分岐点は下げられますが、オーバーサイズにも対応しづらくなるので配達効率の低下が懸念されます。

Flexの平均速度が20件としたときに、Hubパートナーが同水準で配達するとある程度利益は残りそうです。

人を使わない場合は、本業の生産性に支障を出すことなく配達できる環境であればやる価値はあると思います。

Hubパートナーが続けていけるかは、エリアと人材次第

都市部(名古屋市で言えば中区や中村区・西区の一部(450-xxxxエリア))であれば、荷物も密集していて継続できる可能性はあります。
しかし、政令指定都市でも、人口がそこまで密集していない地域は、
荷物がまばらなので、「面積をそのままに収入が程々に」または「収入を増やすために面積を広げる」の2択です。
荷物が少なくても、面積を広げても結果的には、生産性は下がります。

人口密集地以外ではHubの優位性は少ないのでFlexは無くならない

AmazonFlexのシステムそのものがなくなるということはあまり考えにくいですが、
Flexドライバーが過剰気味になると、アーリーアクセスの絞り込みや配達品質の低下によるアカウント停止基準が厳しくなることはあるかもしれません。