Masaさん
今年、初めて確定申告したんですけど、毎年こんな大変なことするんですか?
Masaさん普通に働いてたような気がするんですけど、いつ確定申告の作業してたんですか?
なんか、こう、もっと簡単にできないもんなんですか?

Mihoさん
僕も初めてやった時はめっちゃしんどい思いしましたよ。
でも、コツを掴めば1年分溜め込んでも年明けからやり始めて
1週間くらい隙間時間に作業すれば普通に終わりますよ。
もちろん税金対策はするんで、12月くらいには予測するためにある程度はまとめますけど
それでも、11月くらいまでは本当にほとんど何もしないです。
現金で払ったものをまとめておくくらいです。

確定申告を楽にする2つのポイント

大前提 会計ソフトは導入しておく

弥生会計・MFクラウド・freeeどれでもいいですが、会計ソフトは必ず導入しましょう。
年間15000円前後なので、青色申告をするための投資と考えれば
よっぽど所得が低くない限り簡単に回収できます。

Pointその1 お金の出入りはシンプルにしておく

ポイント1つ目は、お金の出入りをシンプルにしておくことです。
確定申告に必要なお金の出入りの情報は事業に関わる部分だけなので、それ以外の情報(家事消費など)は徹底的に排除すること(専用口座・専用クレジットカードを作る)

そして、入ってくるお金と、出て行くお金もあっちこっちで出さずに、1箇所にまとめること。
複数に増やせば増やした分だけ、確認項目が増えたり、どんな方法で払ったのか、受け取ったのかわからなくなる原因になります。

特定のキャッシュレス支払いでポイント還元が増えるから・・・という気持ちも分からなくはないですが、
会計を複雑化させてまで得るに値するポイントかよく考えましょう。
どうしてもそれが必要である場合には、その方法は事業外として置いておき、
その方法を使う場合には「事業主借」勘定で処理するという方法もあります。

Pointその2 徹底的に電子化する

ポイント2つ目は、お金の出入りを極限まで電子化することです。
使うお金の種類もですが、お金の出入りの記録を極限まで電子化するということです。
言い換えると、「現金は最低限しか使わない」と言うことです。
電子化することで、会計ソフトとの連携ができるので、処理忘れや重複がなくなります。
現金を扱うようになると、レシートとの突き合わせでアナログな作業が増えてしまいます。
銀行の通帳も電子化(Web通帳)にすることで、「紛失・汚損して困った」ということがなくなります。
電子帳簿保存法の対応にも一役買っています。

実際、僕が事業で現金を使うのは地方税と〇〇モータースさん(バイク屋)だけです。
国税もすでにスマホ決済で電子決済ができる時代です。
それ以外の事業で支出するものは100%クレジットカード・デビットカードです。
現金しか使えないところの世話にはなりません。

経費になるか?ならないか?を理解しておく

支払いの中には、経費になるものとならないものがあります。
基本的な考え方としては、事業に必要なものは経費・そうでないものは非経費です。

特に間違えやすいものが税金・保険関係です。

所得税・住民税は事業であるかに関係なく(給与所得者でも)発生するので、経費ではありません。
対して消費税課税事業者の直接消費税や事業税は、事業をしていなければ発生しないものなので、経費になります。

保険関係は、
事業に関わるモノ・コトにかける保険は経費の対象です
(自動車保険や火災保険・相手に対する個人賠償保険など)

それ以外の主に本人にかかるものは経費にはなりません。
(生命保険料・社会保険料控除で所得控除の対象になります。)

(個人賠償保険でも自分にかかる分については所得控除です。)

中小機構が提供しているものでも
小規模企業共済や確定拠出年金は事業者本人が対象者なので、所得控除ですが
倒産防止共済は事業が対象なので、経費になります。

ここの解釈を間違えてしまうと、事業に関係のない(経費にならない)支出が混入する原因になります。

家事按分にかかる部分はどうするか?

家事按分は、家事と事業で共有しているものを割り勘することを言います。

家事按分には元になる数字が必要です。
元になる数字には、割合は当然ですが、割り勘する元の数字も必要になります。
定期的に1回で払うもの(通信料や家賃など)であれば元になる数字が残りやすいですが、
都度払うもの(ガソリンなど)は家事で払ったり事業で払ったりすると割り勘するべき元になる金額がぼやけてしまいます。
ぼやけてしまわないようにするために、一旦事業で経費として支出し家事分から補填(家事按分)させるのがいいでしょう。根拠となる元の数字も明確になります。

専用の銀行口座・クレジットカードを作る

銀行の選び方

特別な事情がない限り、
売上の入金される銀行口座
支払いをするためのクレジットカードが1つづだけあるのがベストです。

前述の通り分散させると分散させた分だけ、記録も確認も増えていきます。

使いやすいものならなんでもいいですが、銀行で借金をする予定がなければメガバンクかネットバンクがいいでしょう。

他を選ぶ場合は、連携に対応している口座(ネットバンキング)で、維持に費用がかからないところを選択しましょう

おすすめのクレジットカードは?

万人におすすめするのであれば、楽天カードです。
審査も比較的緩く、ポイント還元も1%あります。
複数ブランドで(VISAとMasterCard)で1人で2枚カードを作ることが可能で、それぞれに支払い口座を設定できます。

僕はVISAブランドを事業用にMasterCardを家事用にしています。
これで、ポイントが散らかることもありません。

フードデリバリー配達員におすすめな銀行口座は?

三井住友銀行一択です。
三井住友銀行以外の場合は出前館の報酬受け取りに手数料がかかります。
配達頻度にもよりますが、報酬が少ない場合手数料のウェイトが大きくなります。

以前は近くにあるならと言う条件付きでしたが、現在はスマホアプリで来店不要で口座開設が可能です。
近くに三井住友銀行ATMがない場合でも、三菱UFJ銀行の店舗外ATMで共同利用が始まっているので、そのATMならば入出金の手数料は無料です。

近くに対象のATMがない場合でも、三井住友銀行が提供しているOliveに申し込むことにより、月3回まで他行宛の振り込み手数料が無料、定額自動送金が無料です。

定額自動送金で定期的に家事口座へ送金しておけば、生活費に困ることは各段に減ります。
万が一事業口座にお金が残りすぎた場合や税金の支払いなどで一時的に現金が必要になった場合でも月3回の手数料無料特典を使って家事口座に振り込みすれば、大抵のことには対応できます。

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YouTube

https://youtu.be/pBs7TaYN8I8